今の50代以上の人は特殊な時代を生きてきたと言えるのですが、当の本人達はこの意味が分からないでしょう(自覚のある人は少ない)。
だから若者に自分の古い間違った価値観を押し付けるという愚行を働いてしまうのです。
それは若者の将来を潰す行為であり、大変迷惑ですから止めていただきたいものです。
ほとんどの年寄りが間違ったことを教えたり押し付けてくるので、若い人は自分の身を守るためにこの人達の言う事を聞かないようにしましょう。
それはなぜか。
堀江貴文氏、落合陽一氏の共著である『10年後の仕事図鑑』では、今もまだ根強い大企業信奉を捨てるべき理由について解説しています。
これまでは、会社に入れば年功序列で昇進し、給料もそれなりに上がっていたために、いい大学に入って大企業に入ることがステータスでした。
何も努力しなくても社会が成長し、会社が大きくなっていた時代を過ごした彼らは、能力に見合わない給料を手に入れて、ずっといい思いができると信じていたでしょう。
しかし、これは昔の話であって、これからの時代はかつてのように大企業に入っても安泰ではありません。
彼らが生きてきた時代は特殊で、特別豊かな時代でした。
詳しくは実際に読んでいただきたいが、大企業に入ることが幸せとは限らないということです。
大企業では40代、50代を対象とした早期退職制度によって、年功序列によって給料が上がってしまった能力の低いお荷物社員の追い出しが始まっています。
年功序列や終身雇用はお荷物社員を増殖させて若者の意欲を奪い、会社を蝕むことがわかってきたために、先を見越して人員整理を行っているのでしょう。
この事実は、大企業に入っても幸せになれるとは限らないということを明確に示しています。
年功序列、終身雇用の崩壊は始まっています。
今の50代は果たして逃げ切れるのでしょうか。
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繰り返すが、彼らが生きてきた時代は特殊であるものの、その時代を生きてきた彼らにとってはそれが当たり前なのです。
当たり前だと信じて疑わない彼らは、当然のようにその時代の価値観や常識を今の若者に押し付けてしまい、結果として若者を潰してしまいます。
今の若者は、彼らが生きてきた時代とは全く異なり、これからも不遇の時代を過ごすことになります。
物心がついた頃にはバブルが弾け、リーマンショックを経験し、豊かな時代はありませんでした。
今の若者の可処分所得は昔よりも少なく、少子高齢化が進み高い社会保険料を合法的に搾取されています。
これから先も、昔のように昇給しない中で社会保険料は膨らみ、さらに搾取された挙句に年金給付額は少ない。
あらゆる制度は改悪され、年月が流れるにつれて状況は悪化の一途を辿る。
国や会社は守ってくれない。
「自己責任」という言葉で簡単に切り捨てられるリスクを背負い生きていかなければならない現実。
制度を作って自己責任論で切り捨てる準備が進んでいるのをご存知だろうか。
税制面で大きく優遇される個人型確定拠出年金(iDeCo)、つみたてNISAといった制度があり、税制面で優遇するからこの制度を活用し、自分の身は自分で守れと言わんばかりである。
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会社にしがみついていれば安泰という時代は終わったのだから、社蓄精神の押し付けは若者を潰す行為なのである。
今の若者は昔のように見返りが期待できないため、ただ搾取されて終わるだけである。
自分が生きてきた時代との違いを理解し、自分の常識を押し付けるバカにはならないように気を付けなければならない。
昔と変わらぬ洗脳教育を受けて育った若者ですが、価値観が変わってきているようです。
自分の時間を大切にし、仕事よりもプライベート優先。
体育会系のような価値観の押し付けを嫌い、思考停止の状態に陥った一匹の兵隊になることに違和感を覚えて転職を考える。
昔と比べて、今の若者はずっと賢くなっているのではないでしょうか。
様々な情報にアクセスするのが容易になり、あらゆる情報を基に自分で考え最適解を導き出している人が多くなっている印象です。
これはいい傾向ではないでしょうか。
1つの会社にしがみつくのはリスクでしかない時代ですから、20代でも転職を考えている人が多いのはこの事実の裏付けであると考えられます。
誤解のないように念のため説明しますが、賢くなっているというのは知識の多寡の問題ではなく、考える力がついているという意味です。
古い価値観に疑問を持ち、よく考えた結果として、現在の若者の価値観は形成されました。
時代に合った当然の価値観の変化であり、合理的です。
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