医学部不正入試問題 組織、そこに群がる奴等もカネに汚いから生じた問題

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2018年、東京医科大学の裏口入学問題から芋づる式に明らかになった男女差別や多浪差別問題。

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国公立、私立問わず他大学でも同様の問題や地域による差別が明らかになりました。

裏口入学が生じた根本的な要因 ~カネ、地位、安定性~

発端となったのは文部科学省の元局長がバカ息子を裏口入学させた問題です。

現在の医学部人気は昔とは比べ物にならないほど過熱していて、学費の高い私大でも難易度は大幅に上がっています。

なぜここまで医学部は人気なのでしょうか。

 

先を見通せない不安定な現代社会を生きる過保護な親達は、今後安定して稼げる仕事はせいぜい医師くらいしか存在しないと考え、子供を医学部に入れようとするのです。

弁護士もダメ、銀行員もダメ、大企業に入っても定年まで残れないかも・・・。

これまで安泰で稼げると言われた職業が軒並み不安定な職業になってしまった現代では、学部入試の最高峰である医学部入試を突破し、医師になることが幸せであると考えられるようになってきました。

このような今の時代の社会情勢が医学部人気に大きく反映されており、カネや安定性が目的であることは明らかです。

純粋に人を救いたいと考える人が増えたわけではありません。

人を救いたいという思いの強い、医師としての適正のある人を医者にするためには、医者が儲からない仕事にならなければなりません。

しかし、お偉いさん達はカネや地位、権力に塗れた汚いおじさん達です。

実現する可能性は極めて低いでしょう。

 

製薬会社はよく勉強会を企画してくれるのですが、その勉強会の参加者には弁当が提供されます。

病院内で実施される勉強会であれば、遅れてやって来て弁当をさっと食べてすぐ出て行く医者や、終わってから現れて、残った弁当を掻っ攫っていく医者もいます。

飛行機のビジネスクラスの客があらゆるサービスを要求する(ファーストクラスの客はサービスをあまり要求せずにほとんど寝ている)のと同じで、医者のような中金持ちが最もカネに汚い層です。

 

大学病院に残っていては稼げませんが、白い巨塔が崩壊した現在では大学の医局の力は弱まり、医師向けの転職サイトも充実しています。

大学に残って偉くなることや、権威を追い求めなければ高収入が期待できる職業であり、国家資格であるため安定性が高い。

社会的地位も高く、医師は別格です。

病院内においても医師以外の職種にとっては絶対的な存在であり、薬剤師が看護師や事務員(特に総務などの人事権を持ち、力が強い部署)からゴミのように扱われるのとは大違いです。

自分は特別な存在であると勘違いし、プライドが高く、クレーマー体質な人が多いのはこのような問題も要因としてあるのでしょう。

中には誰に対しても腰が低く、誠実で人徳のある方もいらっしゃいますが、大部分の医者の人間性は問題があり、個人的には「こんな奴に診てもらいたくない」と思ってしまいます。

医学部に入れる学力がありカネが欲しいから医学部に入り、医者になった人達ですから、仕方がないのかもしれません。

 

学歴至上主義の考えが未だ根強い現代において、カネ、地位、安定性が保証された昔ながらの職業は医師の他にはないのでしょう。

男女、多浪、地域差別が生じた要因 ~医者も所詮は社畜~

多くの医学部で行われていた男女、多浪差別問題。

一部地域による差別もありましたが、なぜこのような問題が生じたのでしょうか。

昔からこのような差別は存在するというのが医学部入試の常識でしたが、裏口入学問題が明るみにならなければ、この問題も明らかになることはなかったでしょう。

 

大学の上層部から見れば、若い医者は所詮兵隊の一匹に過ぎず、低賃金で膨大な仕事をこなしてもらいたいという考えがあります。

医者も社畜のようなものです。

教授陣は搾取することしか考えていません。

女性は結婚、出産に伴い兵隊として搾取され続けることが難しいとか、体力面で男性に劣るためにブラックな長時間労働に耐えられないという考えが男女差別を生じさせたのでしょう。

 

多浪差別については、若い方が兵隊として優秀であるという問題もありますが、ストレートで医学部を卒業し、国家試験まで合格する可能性が現役や1浪に比べれば低いという問題があり、避けられていました。

地域による差別は、医師の偏在化という問題があり、地方ではとにかく医師が足りません。

 

首都圏や関西圏の成績優秀な学生が、受かりやすい地方の国立大に進学するケースは多いのですが、医師免許を取得したら都会でカネを使って楽しく快適に暮らしたいという欲求のままに、結局その地域には残りません。

不便で娯楽のない地方よりも都市部の方が魅力的に感じるのは当然なのですが、自分が医師として一人前になるために何千万円も税金が使われたのだから、社会のために貢献しようという意思が皆無で、自己中心的で傲慢な医師が多い現状は大変残念です。

地元出身者を優遇するのは、その地域に残ってくれる可能性が高いからということでしょう。

医師の偏在化は非常に大きな問題で、一定期間その地域に残ることを条件として入学を認めるなど、解決するための工夫がなされています。

 

医師個人の幸せのために多額の税金が投入されるというのもおかしな話です。

医師を1人育てるためには数千万円~1億円程度のコストが掛かるようですが、そのほとんどは税金が投入されています。

税金は社会に還元されるものでなければなりません。

医者になるために掛かったコストを全額自分で負担するのならば話は別ですが。

医師も人であり権利は当然ありますが、多額の税金が使われている以上、社会的責任や社会に貢献する義務を負っています。

医学部入試の差別問題は権利の主張ばかり目立ちますが、社会的責任についても考えなければなりません。

根本的な問題が解決される日は来るのでしょうか。

 

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