2019年2月4日放送 日本テレビ「月曜から夜ふかし」の内容は一部衝撃的だった。
「全国のお正月イベントを調査した件」というVTR企画で各地のイベントを紹介していたのだが、山形県のイベントは理解に苦しむものだった。
地域の子供が真冬の屋外で凍る寸前まで冷やされた水をかけられるという拷問のようなイベントである。
400年以上続く伝統ある行事として紹介されたが、近年は子供がこの行事に参加したがらないという問題があるのだという。
子供たちも理解に苦しむ行事であるが、大人の言い分としては、子供は水をかぶるものであり、伝統を残したいのだという。
大人たちは、最近の子供は変わっているとか、子供の質がどうとか文句を言い、自分達の時は祭りに参加し、水をかけられるのが当たり前だったと漏らし、不満そうである。
思考停止の状態に陥り、何も考えずに意味のわからない伝統を引き継ぎ、若い世代に強要する年寄り。
社畜精神の基礎となる洗脳教育は本当に恐ろしいもので、考える力が育たないばかりでなく、次世代にも押し付け強要する悪循環。
水をかけられることに意味を見出せずに参加を渋る子供の方がずっと考える力があり、賢い。
何も疑問を持たずにバカげた伝統を受け継いできた大人たちもある意味で天才であるが。
このようなバカが存在し続ける限り、ブラック企業は無くならない。
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北海道のイベントも残酷だ。
3日間にわたって1時間おきに冷水を浴びるという拷問である。
イベントに参加する若者の目的は、精神的に強くなる為とか、やはり根性論である。
1時間おきに冷水を浴びるという拷問を受け続けると、当然体調を崩すものもいる。
しかし、年寄りはリタイアすることを許さない。
「やると決めたならやるしかない。」
「自分に負けるな。」
と言い、中身のない根性論で拷問を受け続けるよう強要する。
根性論で洗脳されたバカは恐ろしい。
まさしく「我慢を美徳とするバカ」である。
根性や気合は何も生まない。
ブラック企業における過労死に代表されるように、「死」のリスクしかない。
ここでの「死」とは、生物としての死だけではなく、学習し、思考するという人としての機能の喪失も意味する。
バカな大人たちに洗脳されてはいけない。
これからの時代は、常に思考し続けなければマトモな暮らしはできないのだから。
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『バカとつき合うな』 堀江貴文、西野亮廣 共著
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