新型コロナウィルスは年度の変わり目の引越しにも影響
例年、3月と4月は引越し難民が多数発生する時期であるが、今年はさらに増える恐れがある。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、作業員が感染することによる急なキャンセルが生じる恐れがあるのだ。
さらに、同じ現場で作業に従事していた者は濃厚接触者であるため、会社の判断によって勤務から外される可能性がある。
すると、人手不足のために予定していた引越しの一部をキャンセルせざるを得なくなる。
最悪の事態は会社が休業し、その会社が受け付けていた一定期間の全ての依頼をキャンセルすることだ。
業者を手配できていたにもかかわらず、急に引越しができなくなるという事態を想定しなければならない。
また、引越し業者に依頼していた本人が感染して強制入院となり、引越しできないという事態も考えられる。
企業は引越しを伴う異動の時期をずらす等の対策を
対策としては、企業が年度の変わり目のタイミングでの引越しを伴う異動については延期を検討するといいだろう。
この感染症が落ち着くまでは人の移動をさせるべきではなく、異動が失敗することによる一部事業所での人手不足や余剰人員が発生してしまうことのリスクを考えるべきだ。
政府は不要不急の人の移動については自粛を求め、大きな混乱が生じないように適切な要請をするべきだろう。
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