薬剤師国家試験の今後の動向や注意点、社会人になる前に学ぶべき事

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薬剤師国家試験はここ数年で大きく変化している国家試験です。

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国家資格は政策が大きく影響し、受験生や関係者は振り回されるものです。

薬剤師国家試験のここ数年での変化から読み解く今後の動きに関する考察や、おまけとして国家試験を受験する際の注意点について解説します。

最後に社会人になる前に学ぶべき事についても解説していますので、国家試験前で余裕のない人はこのブログをブックマークしておいて国家試験が終わった後に読んでみてください。

薬学部の学生の全体の傾向として、学校に依存していて高校生の頃から知識量の増加以外での大きな成長は見られず、学校で習うこと意外は何もわからない人が多いですから、学校では教えない最も重要な勉強を社会人になる前にしておくことをお勧めします。

6年制移行後(97回以降)の国家試験の変化

97回~100回は絶対基準で混乱を招き、質の低さが露呈

薬学部は6年制となり(2年延びたところで実はないが)、最初の国家試験(97回)と98回の国家試験は非常に簡単なものであり、高い合格率となりました。

これは4年制から6年制へと移行し、市場に新卒の薬剤師が供給されない期間が生じたために質が悪くても数を確保したかったという意向があったのではないでしょうか。

薬剤師国家試験の問題は基本的に知識を問うものであり、考える力はそれほど要求されません。

最近の国家試験の内容については考える問題が増えたという分析が多いようですが、それは複数の知識を組み合わせて少し考える程度であり、基本的に高い思考力を問う性質の試験ではありません。

そもそも薬学部の学生は学校依存型で指示通りにしか動けないマニュアル人間が大部分であるため、仮に論理的思考力を問う試験を実施してしまえば合格率は極めて低いものになってしまいます。

実際に医療現場でも知ってる知らないの問題がほとんどですから、国家試験もそのようなものです。

99回と100回については難易度が急に上がってしまいましたが、多くの受験生が知らない知識を問う問題が多かったというだけで、「難しい」というよりは「知らない」ことを問われたために得点が伸びなかったのでしょう。

薬剤師に何を求めているのかという疑問の声が多数あった、くだらない試験でした。

所詮国家試験は知識の多寡が問われる試験です。

100回までは絶対基準があり、総得点は65%以上であること、必須科目は各科目で50%以上、必須科目全体として70%以上という基準が設定されていたため(一般は各科目35%)、100回では必須の足切りで不合格となった受験生も多かったのです。

必須で多くの受験生が知らない、不必要な知識を問う問題を数多く出題したために生じた問題であり、補正対象問題11題及び不適切問題3題を全員正答という扱いにして無理矢理合格者数を増やす措置を講じる結果となり、市場に大きな混乱をもたらしました。

ここで、薬剤師国家試験の質の低さが露骨に明るみになってしまいました。

国家試験としていかがなものでしょうか。

かなり不公平感も大きく、受験生も市場も振り回されました。

101回からは相対基準の導入により数のコントロールが容易に

101回以降は相対基準が導入され、国が薬剤師の数をコントロールできるようになりました。

必須科目の全体で70%という基準は変わりませんが、簡単な必須で7割も取れないということは全体で65%以上の得点はほぼ不可能であるため、特に影響があるわけではありません。

必須の各科目での基準が30%以上に引き下げられたという点が大きいでしょう。

1科目10題の出題で3問正解すれば足切りクリアです。

五肢択一問題ですから、確率的に2問は当たるので、ほぼ足切りは無いに等しくなったという点も大きな変化です。

当面は混乱を避けるために総得点65%以上であれば簡単な問題が多く合格者数が増えても合格とするのですが、これにより101回は大量に合格者が出ました。

101回は99回と100回で不合格となった受験生が溜まっていたため、非常に簡単な問題が多く簡単に合格できる在庫一掃セールとなりました。

本格的に相対基準が用いられたのは102回からで、総得点65%よりも少し下げたところが102回・103回の合格点となりました。

当面の合格者数の目安は9,000人程度

相対基準が本格的に用いられた102回及び103回のデータから、当面の国家試験の合格者数は9,000人程度、難易度としては新卒合格率85%程度とするのが適切で、このように合格者数を調整するものと考えられます。

 

102回 合格者数 9,479名  新卒合格率 85.06%

103回 合格者数 9,584名  新卒合格率 84.87%

 

104回からは禁忌肢問題が導入される

 

104回からは禁忌肢問題が導入されますが、国家試験はブラックボックスで透明性が低いため、どれが禁忌肢かなんてわかりません。

医師国家試験においても、禁忌肢は都市伝説といわれていたようなのですが、ある調査から、その存在が明らかになりました。

参考までに医師国家試験の禁忌肢問題に関する記事のリンクを貼ったので気になる方は読んでみてください。

どのような選択肢に注意すべきか、参考になるでしょう。

 

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106回からは新過程 102回以降の変化を見逃すな

106回以降は新過程の内容で、色々と変わる部分もあるのでしょうけど、いきなり大きく変わるわけではありません。

102回以降少しずつ変化が現れており、今後はこのような出題を増やすということを示唆する内容となっています。

過去問を分析し、その変化を読み取り対策しましょう。

地方ではまだまだ薬剤師は不足しているので、当面は合格者数を大きく減らすことはないと考えられます。

国家試験受験の際の注意点

時間割を見ると休み時間が長く設定されていますが、実際には試験開始時間のかなり前から拘束されます。

実質的な休憩時間は30分位でしょうか。

会場や監督者によって異なる部分もあるかもしれませんが、毎度同じ注意事項を聞かされ(しかも棒読み)、顔写真の照合やら机上の物、ひざ掛け等のチェックがあり、そのあとは10分~15分くらい何もせずにじっと開始時間を待つという苦行が待ち受けています(青本を見る等できません)。

国家試験は無駄な時間との戦いです。

時計の無い会場が多いため、時計は必ず持って行きましょう。

女子トイレはかなり混雑し長い列ができるので、試験終了後すぐに駆け込む等の対策を考えた方がいいでしょう。

 

センター試験のように追試験があるわけではないので、電車で通える距離の会場でも会場付近のホテルに宿泊する人は多いかと思います。

試験は土日に実施されるため、イベントと重なってしまうと付近のホテルは満室になってしまいます。

102回は2月25日の国公立大学の前期日程とイベントが重なった福岡の会場付近ではホテルが全く予約できない状態だったそうです。

東京のように複数の会場がある地域の場合、どこの会場になるかは2月にならないとわかりません。

現役生であれば大学を通じて知ることになるのですが、2月になってからでは遅いので、都内4つの会場全ての近くのホテルを予約している人もいました。

 

試験当日の事も知っておくと少し不安が和らぐでしょう。

無駄な時間を長く過ごすことになる点は覚悟しておいてください。

社会に出る前に学ぶべき事

学校では教えない事こそが本当に重要で、知らなければ何十年にもわたって損をする人生を送ることになります。

知るべき事は無数にあるのですが、まずはお金の勉強や労働関係法規、労働者の権利などを勉強しましょう。

関連記事では社会に出る前に学ぶべき内容についてブログ内の関連記事を列挙しています。

国家試験の勉強に余裕のある人は読んでみてください。

余裕のない人は国家試験が終わったあとに読んでみてください。

 

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