若い薬剤師ほど早めに派遣になるべき理由 資産形成の観点から(複利効果)

高時給で知られる派遣薬剤師。

新人の派遣就業は難しいですが、若い薬剤師ほど早期に派遣就業すべき理由は資産形成にあります。

若いうちにある程度資産を築くと複利効果の恩恵を最大限享受できるため、派遣就業は非常に賢い選択肢です。

2024年から新たにNISAの制度がスタートするため、特に今後5年が勝負です。

今回は資産形成の観点から、早期に派遣薬剤師になるべき理由について解説します。

 

経験年数は何年で派遣就業可能か

 

新卒でいきなり派遣になることは基本的にできません。

たまに新卒で派遣になる薬剤師もいると聞くことがありますが、現実的ではありません。

即戦力ではないからです。

派遣に教育なんかしません(ある程度搾取するための洗脳はたまにある)。

契約期間が多くは2~3ヶ月のため、即戦力でなければ意味がありませんよね。

育ててある程度できるようになる頃には契約期間満了になってしまうようでは、高い派遣料金を払う意味がありません。

派遣は使い捨ての即戦力でなければなりません。

 

派遣先企業が派遣の候補者を決める際に考慮する要因は経験年数や年齢、一部で性別(産科や小児科門前等は女性を希望する場合がある)、派遣先企業での経験等。

派遣は面接もできませんし、詳細な経歴を確認できないことになっています。

実力なんかわかりません。

ある程度若くて経験年数がほどほどある人が好まれます。

 

若い人が好まれるのは、若い方が体力があり比較的従順で使いやすいからです。

年を重ねていると従順に指示に従わなかったり、意見を出したりするので避けられます。

派遣はただ服薬指導中心とした定型業務をこなしていればそれでいいのです。

薬局のやり方に口を出したりせず、言われたとおりにこなすことが求められることがほとんどです。

 

保険薬局やドラッグストアの勤務薬剤師レベルの仕事であれば、難しい仕事はありませんので、3ヶ月もあればある程度こなせるようになるでしょう(薬剤師のレベルの開きは大きいので何とも言えないところはあるのですが)。

急性期の病院では内服に関してもより高度な内容を理解し、注射剤に関しても理解した上で3ヶ月~6ヶ月程度で当直を任されるようになりますから、一人前になるのに3ヶ月以上かかるようでは遅いです。

医療機関で発行される処方箋は、総数の8割弱が診療所(クリニック)から発行されています。

つまり、大病院からの専門的で難しい処方箋とは違い、慢性期の簡単な処方が大部分です。

保険薬局の多くはクリニックの門前であり、薬学的な判断で困るような処方箋はそれほど応需しません。

 

要するに、大部分の保険薬局では1年目でも十分戦力になるということです。

しかし、実力が不明な薬剤師を受け入れるにあたり、最低でも2年、できれば3年以上の経験を求められると理解しておいてください。

 

因みに、ある程度規模の大きい病院の門前や敷地内薬局では抗がん剤や麻薬等の処方が多く、処方される薬剤の数が多いため処方箋は1人分で5枚以上ある等はザラです。

以前、敷地内薬局で派遣就業した際には、経験2~3年程度の若手が多い薬局でしたが、判断に困ることや分からないことが多いようで、よく相談されたりしました。

頼りにしていただいたので丁寧に教えたりしていましたが、「派遣の方なら色々分かっていそう」というイメージがあるため、大病院の門前等での派遣を考えているのであれば、このような対応もできた方がよいのではないでしょうか。

自信がなければクリニック門前の案件に絞ったほうがいいと思います。

 

複利効果を享受し早期に大きな資産を築く

 

ここからが本題です。

私の場合は地方の住居付き派遣ですが、関連記事で紹介しているように、高時給で家賃と派遣先企業によっては水道光熱費が無料という経済的なメリットがあります。

 

関連記事

時給4000円、年収800万以上多数 家賃会社負担 薬剤師の住居付き派遣の世界とは

 

生活費がほとんどかからないため、収入の多くを資産形成に充てることができます。

この記事を書いている現在は時給4300円で働いていますが、ほとんど残業していませんが月収は70万円以上あります。

税や社会保険料の負担はかなり重いですが、多少の贅沢をしても、少なくとも年間400万円以上は資産形成に充てることができています。

 

資産形成とは投資です。

主に投資信託や国内外の株式等の金融商品の購入に余剰資金を使っています。

派遣薬剤師の利点は余剰資金が多く、入金力が高いこと。

これを若いうちからできたらどうでしょうか。

 

2024年からは新たなNISA制度が始まり、年間で最大360万円、生涯で1800万円の非課税枠があります。

これを踏まえて、仮に月35万円(年420万円)を利回り年率5%で運用した場合にどうなるかシミュレーションしてみましょう。

5年運用した場合は元本2100万円に対して運用収益が280万円、合計2380万円になります。

10年運用すると、元本4200万円に対し運用収益が1235万、合計5435万円になります。

 

5年と10年で比較すると、利益が1000万円程度大きくなっています。

これが複利効果です。

利益を再投資することで、さらに大きな金額を運用していくことを何年も繰り返していくことで資産が非常に大きくなります。

だからこそ、安い賃金で正社員として働いて搾取されている場合ではないのです。

 

因みに、同じ条件で20年運用すると、元本8400万円に対して運用収益が5986万円、合計1億4386万円になります。

 

この数字を見ると考え方が変わりませんか?

あなたには、これほど大きな可能性があるのです。

もちろん、シミュレーション通りにはいかないかもしれませんが。

 

ずっと派遣を続けなくても、例えば5年派遣で働きNISAの非課税枠を埋めるという選択肢は非常に有力ではないでしょうか。

仮に再び正社員として安い賃金で働いたとして、その収入から資産形成に回せる費用を捻出できなかったとしましょう。

それでも、上記のシミュレーションで5年かけて2380万円になった資産を10年運用したら3877万円になります。

20年ならば6315万円、30年なら1億286万円まで増えます。

仮に30代前半で賃金から投資に回す金額が0だったとしても、最初の5年の努力がその後30年かけて1億円以上になります。

時間がお金を育てるのです。

処方箋枚数は増加傾向で、頭打ちになるのは2030年頃という予測もありますが、その辺も考慮して計画を立ててはいかがでしょう。

 

早期に決断し、実行した者から奴隷のような生活から解放されていきます。

このまま普通に働いていたら、死ぬまで働くことになって人生を楽しめませんよ。

しかも60歳以上は安い賃金で働くことになるため、60歳までに不労所得のみで生活できるようにしなければ悲惨な老後になってしまいます。

安い賃金で、若い人から「使えない」とか言われながら働きたいですか?

よく考え、最適解を導きましょう。

高時給で派遣就業可能な派遣会社はこちらの記事で紹介しています

 

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薬剤師の転職(派遣含む)は紹介会社を活用せよ 高時給の3社を紹介





2023年現在、派遣薬剤師が務まるレベルとは

派遣薬剤師が不足している理由

 

コロナ禍の混乱は落ち着きつつある2023年秋現在、派遣就業を希望する薬剤師は増加傾向です。

2022年度の処方箋枚数は推計8億枚程度と、コロナ前の水準にほぼ戻ってきています。

新型コロナウィルス感染症の日本国内での流行が始まった2020年は処方箋枚数が大きく落ち込んだために派遣が切られ、それでも薬剤師が余剰ならばパートが切られて正社員の雇用を守るという雇用の調整がされたため、多くの派遣薬剤師が雇い止めになり、派遣の世界から消えました。

非正規の労働者は、雇用の調整弁として便利に使い捨てにされるものです。

 

派遣という非正規の不安定な身分で働く以上、このようなリスクは覚悟しなければなりません。

2020年の悲劇については関連記事を参照してください。

 

関連記事

コロナ禍で派遣薬剤師の求人は壊滅状態に 現状と賢い対応策

 

2020年に雇い止めになり消えた派遣薬剤師が、派遣の世界に少しずつ戻ってきていますが、戻ってこられた薬剤師は臨床的な知識のみならず保険に関する知識も豊富で、厚生局の個別指導に関してもある程度詳しい等、まさしく即戦力といえるような人材が2022年頃までは多かったような印象です。

服薬指導がろくにできない、薬歴もろくに書けずに誰でもできる調剤等単純作業しかできない派遣もコロナ前は多かったのですが、このような低レベルの薬剤師が派遣復帰するのは難しかった状況です。

そのため、求人数に対して派遣薬剤師の数が圧倒的に足りない状態でした。

しかし、ほぼコロナ前と同程度の水準にまで処方箋枚数が回復しているためか求人数が増えて、2023年現在はレベルの低い薬剤師でも派遣就業できています。

 

2023年現在、派遣に求められるレベルとは

 

私自身、様々な派遣先で就業してきましたが、よく言われるのは

「やっぱり派遣の人はできるんですね。」「色々と詳しくて何でもできるし、頼りになります。」

等の、派遣は何でも対応できる即戦力というイメージに基づく声です。

しかし、実際の保険薬局やドラッグストアにおける薬剤師の業務内容について考えてみてください。

国が求めるレベルの業務内容からは程遠い低レベルの内容ですよね。

薬歴の記載内容から薬剤師のレベルがある程度わかるものですが、例えば新規の薬剤が出ていた場合でも、

 

S:新しい薬が出ると聞いている。

O:新規薬剤追加

A:新規薬剤のため説明が必要。

P:(定型文貼り付け)

 

このように、症状等の聞き取りやL/Dの確認及び処方内容の評価等が一切なく、全く中身のない薬歴でも何とかなってしまってるのが実態です。

残念ながら、国が求めるレベルには程遠い低レベルの薬剤師でもどうにかこなせてしまうのが現在の保険薬局における薬剤師業務の現実なんです。

もちろん、個別指導が入った場合には経過観察にもならないでしょう。

どうせハイリスクに関してはほぼ返金しろと言われるんでしょうね。

この程度のレベルの薬歴を見ることが非常に多かったので、全体的に保険薬局の薬剤師のレベルの低さには驚かされました。

10以上の保険薬局を見てきましたが、本当に優秀な薬剤師は片手で数える程しか見たことがありません。

 

派遣に関しても、この程度のレベルでも通用します。

クレームを派遣会社に入れられたり、トラブルを起こしたりしなければ契約が続く可能性があります。

その程度のレベルです。

服薬指導も薬歴も、いい加減にごまかしながらやってる薬剤師は残念ながら多いので、これでも通用してしまいます。

このレベルでもやっていける時代があと何年続くのでしょうかね・・・

派遣会社の営業担当としても、高いスキルは必要なくそこそこのレベルで十分。

トラブルを起こしたりクレームを入れられなければそれでいいという感じですね。

私の個人的な意見としては、薬剤師としての能力だけではなく、金融リテラシーや雇用保険等の労働関係法規について深い見識を備え、上手に活用できるだけの実力を身に付けて組織に依存せずとも自分自身の力で稼ぎ資産を形成することができること、不安定な身分だからこそ自分自身のリスクマネジメントができることは必須だと考えております。

 

今後も数年は処方箋枚数の増加傾向が続くと予想されますが、調剤報酬改定の影響で特に大手は請求金額を下げてくる可能性は十分にあります。

時給4000円以上の高時給は出なくなる可能性がありますので、派遣就業を考えるならば、調剤報酬改定が大手に与える影響がどの程度のものかをよく見て考えた方がよいと思います。

 

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なぜ3社に絞るのか

 

薬剤師としてある程度転職経験のある私は、複数社の紹介会社に登録し活用しています。

紹介会社は各社それぞれに強みや弱点があり、持っている求人も様々です。

それらを補い、条件の良い求人を多数紹介してもらうことで転職活動を成功させるためには、複数の紹介会社に登録し活用することが必要となります。

しかし、あまりに多くの会社に登録しても面倒なだけです。

多くの場合、時間帯にもよりますが、ネットで登録するとすぐに電話があり、詳細に話を聞かれます。

その後転職し、正社員として就業していて暫く転職の予定が無い場合であっても、定期的な状況確認の電話やメールがあり、これらの対応は登録している会社が多ければ多いほど面倒です。

多くの紹介会社を勧めるサイトでは、アフィリエイト収入が目的であるために多数の紹介会社に登録するよう誘導しており、多くは薬剤師でもない素人が小遣い稼ぎのために運営しています。

ただの口コミをまとめただけのサイトが多いです。

このようなサイトは参考にすべきではありません。

私の場合は、各社の特徴を理解した上で、各社のメリット・デメリットを補完できるような優秀な3社に絞って紹介します。

登録料等は一切かからず無料であり、仕組みとしては、薬剤師を紹介してもらった企業が紹介会社に対して成功報酬として年収の3割程度を支払うことになっており、利用する薬剤師の金銭的な負担は0です。

派遣であれば、企業側が支払う派遣料の中からマージンとして3割以上を引くため、残りの分が派遣薬剤師の給与となります。

一切の費用負担はありませんので、安心してください。

 

エムスリーキャリア(薬キャリエージェント)

 

エムスリーは大手で求人数が多く、派遣・パートと正社員で担当者が異なるのが特徴です。

求人数が多く登録者数が多いため、この会社の動きが薬剤師の賃金相場に大きな影響を与えることもあります。

登録者数が多いからこそ多くの情報を持っており、エージェントから様々な情報を収集し役立てることができます。

 

派遣の場合であれば、健康保険料が安く手取りが多くなることは大きなメリットです。

こちらでは、関東ITソフトウェア健康保険組合というIT系も健康保険組合であるため保険料が他社よりも安いというメリットがあります。

ただし、最近は薬剤師紹介事業の規模を縮小傾向であるため、注意が必要です。

 

メディカルリソース(ファルマスタッフ)

 

メディカルリソースは大手であり、こちらも求人数が多く、登録者数が多いです。

支店の数が多く、各地域の薬局や病院等の表面的な情報だけではなく、利用者からのヒアリングによる詳細な情報を持っており、評判の悪い事業所への転職は勧めません。

むしろ、「そこへの転職はやめた方がいいですよ。」と利用者の視点でアドバイスをしてくれます。

正社員であれば1件で150万~200万以上の成功報酬が紹介会社に入るため、とんでもないブラック企業を紹介する紹介会社もある中、利用者の視点で親身になって対応してくださる紹介会社であると認識しています。

支店が多いため、各地域の情報を相当持っているという印象ですが、一つ例を挙げておきます。

薬学部の存在しない面積の大きいとある県では、薬剤師会の影響で基本的に高年収で薬剤師を採用できないようになっていますが、そのような情報もお持ちでした(通常は田舎の方が高年収です)。

情報を豊富にお持ちなので、利用者に適切なアドバイスのできる企業だと思います。

 

 

派遣社員であれば、条件を満たせば夏季休暇が2日付与され、慶弔休暇が付与される等、一般的に派遣社員では考えられないような福利厚生があるのも特徴です。

 

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ファル・メイト

 

ファル・メイトは中堅の紹介会社で、近年は支社を全国に増やしていて勢いがあります。

ファル・メイトの特徴は、大手には無いきめ細やかなサポートがあるという点です。

派遣先の企業への気遣いや忖度が強く、あまり薬剤師の要望を聞いてくれない派遣会社もありますが、こちらは薬剤師に寄り添って希望を聞いていただける派遣会社です。

地方派遣求人の中には、請求時給は高額だが住居付きではないケースもあります。

住居付き派遣という案件ではなかった場合にはファル・メイトで住居を法人契約で借り上げ、社宅のような形で住居を用意していただくという対応も可能です(その分時給は安くなりますが、社宅は税制面でメリットが大きく可処分所得は増えます)。

大手ではこのような対応はできないため、柔軟にご対応いただけるファル・メイトは登録すべき紹介会社だと思います。

 

ファル・メイトから派遣就業する場合の大きなメリットとしては、マージン率を低く抑えていただけるため、同じ求人であれば他社に比べて時給が高くなるという点です(派遣会社を変えるだけで時給が500円以上変わることはザラです)。

派遣会社のマージン率は一般的に30~40%程度ですが、薬剤師の派遣の場合は一般の派遣よりも少し高めの会社が多いです。

このマージンの中から社会保険料の会社負担分(報酬の15%程度)を捻出し、有給の分の給与を負担し、オフィスの賃料や人件費等の経費を支出することを考えると、マージン率30%ではそれほど儲けが出ません。

そのような中、ファル・メイトは30%を切るマージン率になる場合もあり、最も薬剤師に時給で還元をしてくれる派遣会社ではないかと思います。

単純に時給が高いのは大きなメリットです。

営業担当にとっては適正時給を教えてくれる場合もあり、良心的で信頼できます。

時給では他社に負けないと営業担当の方がよく仰っており、最も高い時給が出る可能性が高いのがファル・メイトです。

他社よりも対応が迅速である点も非常に評価できるポイントです。

派遣の案件は募集が基本的に1名ですから、条件のいい案件は速やかに応募しないと他の候補者で決まってしまいますので、対応が迅速であることは非常に重要なことです。

他社でも就業したことがある方であれば、ファル・メイトの対応の速さには驚かされるのではないでしょうか。

 

日雇い派遣(スポット派遣)にも力を入れており、特に関東で単発で1日単位での仕事を探している方は登録すべきです。

案件数が豊富で時給4000円以上も多数あり、スポット派遣では圧倒的No.1です。

登録し、公式LINEで配信される案件を確認すると、その案件の豊富さや時給に驚かされるでしょう。

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大手だけではなく、中堅の融通が利く紹介会社も活用することで転職活動を成功させる可能性は大きく上がると考えられます。

各社から情報を仕入れ、ある程度情報を持っておけば交渉を優位に進めることができるでしょう。





時給4000円、年収800万以上多数 家賃会社負担 薬剤師の住居付き派遣の世界とは

2023年現在、SNSを見ていると、派遣薬剤師に興味のある方が増えてきていることがわかります。

派遣の中でも、住居付き派遣は税制面でもメリットが大きく、大変魅力的です。

今回は住居付き派遣について解説します。

 

住居は基本的にレ〇パレス

 

住居付き派遣の住居とは、基本的にはレ〇パレスです。

マンスリーマンションで最も安価なのがレオ〇レスであるため、そうなるケースが大部分です。

レ〇パレスの物件が無いような僻地等ではホテルや派遣先が所有する物件、職員寮等に居住するケースもあります。

レ〇パレスの物件は9割以上がレ〇パレスと言われてイメージするようなハズレ物件です。

貧乏学生でも敬遠するような物件が大部分ですが、比較的新しい物件では一般的な賃貸物件と比べてそこまで劣らない物件もあるため、私は求人と一緒に物件も調べて問題ない物件の希望を出しています。

 

家賃無料 水道光熱費が会社負担になる場合も

 

レ〇パレスには賃貸契約と短期プランがあり、多くの企業は安い賃貸プランで契約するケースが多いです。

賃貸契約であれば、契約更新の際は引き続き入居できるため、途中で引っ越ししなければならないということは基本的にありません。

賃貸契約での鍵交換費等の初期費用や家賃は派遣先負担となるため、住居のコストを抑えることができるのが住居付き派遣の魅力です。

法人契約で派遣先又は派遣元の派遣会社が契約するため、手続き等の負担はほとんどありません。

最近ではスマートロック等の電子キーへの切り替えが進んでおり、レ〇パレスの店舗での鍵の受け取り不要なケースが増えており、昔に比べて負担が軽減されています。

 

光熱費が会社負担のケースもありますが、賃貸プランであれば法人契約限定ですが、水道光熱費が定額になるオプションがあるため、派遣先がこのオプションの費用を負担するかどうかの問題です。

このオプションも契約していれば、すぐに水道、電気、ガスが使用できる状態になっており、ガス会社の作業時の立会いも不要です。

 

水道光熱費が自己負担となっている場合、水道や電気、ガスの契約は派遣会社側で代行してくれますが、ガスの使用開始時には立ち合いが必要になるため、少し負担になります。

 

短期プランで契約している場合には、ホテル替わりと考えると分かりやすいです。

水道光熱費も込みのプランですが、賃貸契約に比べて料金が高いため、あまり利用している企業は多くないと思います。

契約時に何月何日までの入居と決めてしまうため、他の誰かがその後に契約してしまった場合、派遣先の契約が更新になっても住居の更新ができなくなってしまうケースがあります。

その場合は別の空いている物件への引っ越しが必要になるため面倒です。

 

税制面でのメリット

 

一般的な会社員であれば、住居手当や社宅等が住居関係の経済的負担を減らすための制度として用意されているケースが多いかと思います。

しかし、住居手当は全額課税対象になり、報酬にも含まれるため社会保険料も上がってしまいます。

年収が高い方だと半分ちょっとしか手元に残りませんのでそこまで負担軽減にはなりません。

社宅では一部天引きされるケースがほとんどであり、住居手当に比べると大きく経済的な負担は軽減されますが、やはり多少の負担はあります。

 

住居付き派遣の場合、住居費用は全額派遣先の負担となり、家賃の負担は一切ありませんし、課税もされません。

水道光熱費は、一般的には会社負担にはできず、その費用を会社が負担する場合は全て課税対象になってしまいます。

光熱費の分は給料を払っているのと同じとみなされてしまうからです。

しかし、住居付き派遣の場合は水道光熱費も課税対象になりません。

 

家賃+水道光熱費に相当する手取りを手にするためには、どれだけ稼がなければならないか考えてみてください。

年収が高ければ所得税率は20%以上、住民税10%、社会保険料が15%程度・・・

電気代やガス代が高騰している現在、年収100万以上を軽く超える価値があります。

地方であれば高いプロパンガスのケースが多いため、水道料金も高ければ、家賃+水道光熱費で100万円近くかかるケースもあるかもしれません。

これだけの経済的メリットがあるのは非常に大きいです。

 

時給4000円以上の案件多数

 

肝心の時給に関してですが、地方の住居付き派遣であれば、時給4000円以上の案件は多数あります。

昔は時給5000円以上もあったようですが、2023年現在は高くても4500円をやや上回る程度です。

そこまで高時給の案件はかなり限られているので、基本的には高くて時給4200~4300円と考えておいた方がいいと思います。

派遣料金が6000円/hを超えるケースは極めて少ないため、これが現実的な数字です。

年収が高いと税負担も大きくなるため、住居関係で手取りを減らさなくていいという大きなメリットを享受しながら、そこそこの時給で働くことができればいいのではないでしょうか。

 

旅人感覚で様々な地域を転々とできる

 

地方の派遣薬剤師は旅人とか渡り鳥等と言われることがありますが、短いスパンで各地を転々とすることができるのも魅力の1つです。

私は多いと年5回も引っ越します。

契約が2~3ヶ月のケースが多いので、更新せずに様々な地域に行き、様々な保険薬局を見ることができます。

引っ越しが多いのは大変なので、これをデメリットと感じる方は多いでしょうから、このような点も考慮した上で住居付き派遣をやるかどうか考えるべきでしょう。

派遣薬剤師本人が契約更新を望み、現場で働く社員も更新を望んでいたとしても、中途採用が決まったとか予算の関係等の様々な事情で切られてしまうケースはよくあるため、結果的に何度も引っ越しをしなければならないケースがあることは理解しておくべきです。

 

住居付きの派遣求人で高時給の派遣会社

 

関連記事では、薬剤師の派遣求人が豊富で時給を高めに出す派遣会社を3社厳選して紹介していますので、参考にしてください。

 

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