コロナ禍で病院薬剤師は年収300万円時代に? 病院薬剤師の過酷な現実

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薬剤師になるまでの道のり

病院薬剤師が主人公のドラマ「アンサング・シンデレラ」がスタートし、一部リアルな描写がありながらも、主人公の現実離れした実際の現場ではありえない行動等が話題である。

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ドラマで病院薬剤師を美化してしまい、病院への就職を希望する薬学生が増えるのはいいのだが、病院薬剤師は元々薄給で知られる職業であることをよく理解しておかなければならない。

薬学部を卒業し、国家試験にパスして薬剤師免許を取得するためには最短で6年もの年月を費やすことになる。

6年制課程の定員の大部分は私立大学であり、概ね年間200万円もの学費を納めることになり、一般的に6年間で1200万円もの大金が必要だ。

留年する者も一定程度いるが、留年しようものならば更にその年数分学費がかかる上に奨学金の貸与が止まってしまう点も注意が必要だ。

理系はできるかどうかの世界だが、薬学部のカリキュラムはほぼ必修科目であり、科目・単位数が多く、そのほとんどがレポート等ではなく試験で成績が決まる。

学力不足、或いは努力不足によって単位を落とせば留年となり、一般的に大きな山は3年時と6年時の2回ある。

3年の壁(学内定期試験)と6年の壁(卒業試験と国家試験)を乗り越えることができれば、ほとんどの場合、最短6年で薬剤師になることができる。

高校レベルの内容もろくにわからない者が安易に薬学部に入学すると、初年度からいきなり留年というケースも多いため、基礎学力が明らかに足りない者は進路をよく考えた方が身のためである。

学部の試験や国家試験はクリエイティビティが求められるものは無いため、多くは覚えればどうにかなるものであるが、覚えることすらできない者はよく進路を考えた方がいい。

 

臨床系の教育内容や国家試験の内容がかなり病院の実務に偏っており、敷かれたレールは病院(特に急性期で規模がある程度大きい病院)に向かって延びている。

実際の定員、就職する人数で言えば調剤薬局が圧倒的に多く、病院は地方の田舎はともかく都市部では狭き門となる。

東京は激戦区で、急性期のある程度規模の大きい病院となれば数倍の倍率を勝ち抜いてようやく病院薬剤師となれる。

学部の臨床系の教育や国家試験では主に前述の人気病院に焦点が当てられるのだが、数の上では中小の病院が圧倒的に多く、民間病院の多くは慢性期病院である。

慢性期病院は状態が安定している患者が入院しているため、処方は定時の内容がほとんど変わらず、臨時処方はそれほど多くない。

人気が無いため人手が足りず、病棟に薬剤師を行かせられない病院も多いため、調剤等の退屈で単純な作業をひたすらこなすことになる。

アンサング・シンデレラでも、調剤室でひたすらピッキングに追われている描写がよくあるが、ピッキングは棚から薬剤を集めるだけの単純作業であるため、有資格者でなくともできる作業だ。

仕事の大部分は誰でもできる単純作業で埋め尽くされているのが実態だ。

ごく一部の大病院では、機械化が進み、無資格者も活用して薬剤師の単純作業を大幅に削減している病院もあるが、ほんの一握りである。

つまり、薬学部の教育、国家試験の出題内容はごく一部の人達のために行われているようなものだ。

学部の教育や国家試験は現実に即しておらず、多くの薬剤師にとって使わない知識ばかりであり、日病薬の偉いおじさん達の自己満足そのものなのである。

わかりやすく言えば、6年制薬学部の教育は医者の劣化版を目指すものである。

 

病院薬剤師の現実 体育会系組織での奴隷生活

晴れて病院薬剤師になったところで、待ち受けるのは薄給で激務の奴隷のような日々だ。

特に新人は常に監視され、マニュアルに忠実で機械のように淡々と作業することを求められる。

一切の権利の主張は許されず、業務改善の意見もしてはならない。

サイエンスの存在しない気合と根性の世界で、バカみたいなローカルルールの中、低賃金で搾取され、法令遵守という概念も存在しない、一般社会では到底通用しない「常識」なる歪んだ価値観の刷り込みにより社畜精神が養われ、兵隊達は使い捨てにされる。

時間外の無賃労働(いわゆるサービス残業)は当たり前で、長時間労働を強いられ、有給は一切使用できない病院が多い。

特に労働問題についてはほとんどの病院が大昔から違法な状態を放置し、経営者が利益を独占している。

経営状態が厳しいのであれば経営者が身を削るのが当然であるが、医療従事者の良心に甘えて私腹を肥やしているのが現実だ。

東京女子医科大学の例がわかりやすいだろう。

典型的でわかりやすいブラック病院だ。

老害理事達の新しい建物への引っ越しに6億円以上も金を掛けるくせに、職員の給与は満足に支払わない。

程度の問題はあるが、医者や看護師が優遇される病院はあるものの、薬剤師等の病院において「その他」に分類される職種の待遇は最悪だ。

 

労働力の安売りに積極的で、従順で使いやすい安い労働者に甘んじている薬剤師の姿勢も大きな問題だ。

病院に入職してずっと辞めない薬剤師の多くは、真面目で努力家だが、頭が固くて融通の利かない、クリエイティビティの低い人種だ(全員ではなく、多くに見られる傾向)。

上から言われたことは絶対で、それが正しいかどうかを批判的に吟味することはできないし、考えようともしない。

明らかに労働基準法違反で、どれだけ自分にとって不利なルールであっても、そのルールが常識で正しいと信じて疑わない。

社畜精神の塊で、処方が少なくて少々暇になった場合でも常に動き回っていなければ気が済まないので、常に全力で搾取されにいく。

経営者目線で見れば素晴らしい労働者だが、そんな過酷な労働環境で何年も続くような人は私から見れば天才だ。

凡人はある程度緩くなければ続かない。

個人的な考えとしては、薬剤師は肉体労働中心で労働力を安売りするのではなく、高い専門性を活かして相応の報酬を受け取るべきだと考える。

現状を鑑みると、単純作業中心で6年制にした意味は無いに等しい。

ただコスパが悪くなったのが現実であり、残念ながらこの現実が変わる可能性はほぼ0だ(理由については後述)。

薬剤師の業界全体で言えば、一般的にドラッグストアで保険調剤を担うことのないOTCの販売担当が最も給与が高い。

しかし、業務内容はほとんどスーパーの店員と変わらないものであり、品出しやレジ業務が大部分であり、医薬品関係の接客に充てる時間は少ない。

対して、アンサング・シンデレラの舞台になるような大きい病院で、薬剤師業務が多岐にわたるような病院では極めて薄給である。

薬剤師の世界は、これまで学んだ内容を活かし専門性を発揮しようとすれば薄給となり、誰でもできる簡単な仕事をすればある程度高い賃金を得られるという不思議な世界だ。

仕事のやりがいと収入の両方を得ることは難しく、選択を迫られることとなるのである。

 

脱線したが、過酷を極めるのは当直がある日だ。

法的には当直というワードは存在せず、宿直というのが正しい。

この宿直とは、いわゆる寝当直のことであり、緊急時以外には対応しなくてよいので労働はほとんど発生しないというものだ。

しかし、現実の当直とは一定額の手当てを支払うだけで無限に働かせられる「定額使い放題」の状態になってしまっている。

通常の日勤の労働に引き続いて、昼休みの休憩を最後に一切の休憩がない状態で当直に入り、独りで処理しきれない程の膨大な業務をこなす。

当直があるからといって日勤の業務を軽くしてもらえるわけではないどころか、当直で残るならと、定額使い放題であることをいいことに余計な仕事を増やされて更に負担を掛けられることもよくある。

ほぼ通常の勤務と変わらないような激務をこなして深夜帯に入るころ、ようやく遅めの夕食だが、電話が鳴って邪魔されることはいつものことだ。

そのため、カップラーメン等は基本的に避ける。

夜中に何事もなければ仮眠をとることもできるが、1時間おきに起こされて全く眠れずに朝を迎えることもある。

血液内科のようなハードな科があるならば、夜中に麻薬の増量やレスキューの処方が相次いだりするため、当直ではかなり無理のある状態となる。

夜勤としている病院もあるが、当直の場合はより過酷さを増すのだ。

翌朝、日勤に引き継いでその日の勤務は免除となり帰ることのできる病院もあれば、昼までの勤務を強いられる常軌を逸した病院も多い。

過酷な労働環境が原因でミスが生じたとしても、ミスをした奴が悪いと責められ、インシデントレポートという始末書のようなものを書かされる。

その始末書の中で、ミスが起こらないようにするための改善策を書く欄があるのだが、システムの改善について書くと差し戻される。

システム云々ではなく、確認の回数を増やす等、自分がどうすればよいかを書けと言われるのだが、それではありふれたことしか書くことが無い。

根本的に改善したければシステムを改めるしかないのだが、そのことを書くことは許されないため、単なる時間と労力が無駄になるだけの始末書なのである。

薬剤に関するミスは生死にかかわる場合もあるため、労務の改善や機械化等、システムを改める必要性があるのだが、大昔から一切変えようとせず、これからもずっと気合と根性の世界なのだろう。

 

専門学校卒でもなれる看護師よりも序列は下で、看護師も自分たちの方がマイナーの職種の薬剤師よりも上だと思っているため、態度の悪い人が多い。

看護師は少しでも自分の思い通りにならなければ気軽に看護師長を通して正式にクレームを付けてくる。

同僚の間で悪口を言うだけでは気が済まず、クレームを付けなければ気が済まないのだ。

学力に反比例して無駄に気が強くて権利を主張する我儘な看護師が多いことは非常に残念だ。

他にも殿様気分の医者、総務等の人事や金に関する権限を持つ事務職員は態度が悪くクレーマーが多い。

病院ではモンペが問題であるが、このような職員の中にもモンスターが多く、病院での仕事はモンスターとの戦いでもある。

アンサング・シンデレラでも、医師に対する疑義照会のシーンでは逆ギレされていたが、これはよくあることである。

自分が間違えているくせに、プライドの高さ故に気分を害してクレームをつけてくるケースは多い。

中にはどのような職種に対しても腰が低く、疑義照会をすれば感謝してくださるような、お人柄の良い尊敬できる医師もいらっしゃるが、プライド>>>>>患者である残念な医者が多いのが現実だ。

薬剤師は薬剤部内では年功序列が強く、自分より下の薬剤師に対しては気が強く殿様で態度が悪いが、外では気が弱く何も主張できないため、薬剤部は上の言いなりで状況は悪くなる一方なのだ。

アンサング・シンデレラにおいても「薬剤師は医者の奴隷」と言われていたが、その通りであり、薬剤師は医者や看護師等のモンスターの奴隷であるのが実態だ。

果たして薬剤師の地位は向上するのだろうか。

まさしく奴隷のような日々が待っているのだが、このコロナ禍でさらに悲惨な状況になることが予想されるのだ。

 

コロナ以前は安い月給+ボーナス多めの薄給だった

薬剤師がコロナ患者の対応をすることは稀だろうが、悲惨なのは収入だ。

 

病院では長時間労働が前提であるせいか、基本給等の労働基準法における基礎となる賃金を抑えて賞与を多めにするケースがほとんどだ。

基礎となる賃金が高ければ、単価(バイトでいう時給)が上がってしまうため残業代が高くなってしまう。

そのため、月給は安く、ボーナス多めが一般的だ。

昔は賞与に社会保険料がかからなかったため、その名残もあるのかもしれないし、ボーナス高めの方が年収は高いと思い込んでしまう応募者を狙っているのかもしれないが。

医師の場合は年収が千数百万円と高く、社会保険料を抑える観点から年俸制としている病院も多い。

問題は、そのボーナスの支給が新型コロナウィルス感染拡大の影響で医業収益が激減しているために厳しくなっているということだ。

2020年の夏は少し減らしてどうにか支給できた病院が多いようだが、冬は0になってしまう病院が多数生じることだろう。

女子医大のように今年の夏から0の病院もある(散々叩かれたため、多少は払うことにしたらしいが、世間のイメージは最悪だ)。

さらに、感染症対策でコストは圧倒的に増大した。

例えば、マスクは50枚入り1箱で百数十円とか200円程度で中国産のものを大量に購入していたところ、高騰してしまった。

用度や総務が現場のことを考えていないような病院であれば、粗悪品を50枚入り1箱数十円で購入していた病院もある。

他にもあらゆる必需品が高騰し、設備投資にも金が掛かる一方で患者は激減したため、かなり厳しい経営状態だろう。

 

ボーナス0では年収300万円以下の病院薬剤師が多数発生する

病院薬剤師の安い月給とはいくらか。

2020年の大卒の初任給の平均は凡そ21万円だが、急性期の病院に新卒で入るならばほとんど変わらない。

病院によって随分と差があるが、安いところでは20万円に満たない病院も多数ある。

昇給もさほどしない病院が多く、そこから給与があまり伸びていかないのが現実だ。

因みに、国家公務員の初任給がある種の基準になるが、薬剤師の初任給である医療職2表2級15号は2020年現在210,500円である。

薬剤師は栄養士や技師と同じ俸給表であるため、安いのである。

6年制にする際に、日本薬剤師会と日本病院薬剤師会が連携し、医師・歯科医師の俸給表である1表と現行の2表とは別に1.5表のような薬剤師の独立した俸給表を作ろうとしていたようなのだが、人事院は受け入れずに失敗したため、日本の薬剤師の給与は安いままなのだ。

これが民間にも波及し、薬剤師の給与は4年制の頃と比べて微増程度に終わったのである。

公務員の給与は学歴や年数で決まるため、6年制移行で待遇改善に失敗したということは、今後改善される可能性はほぼ皆無ということだ。

自民党への政治献金の額が大きく、力を持っている医師会の影響もあるのかもしれないが。

 

この安い月給で、残業した分も上司が承認せずにほとんど未払いになることが多いのだから、年収200万円台の貧しい薬剤師が大量発生するのではないかと危惧している。

これから病院への就職を希望する者は、この点を十分に理解し受け入れた上で就職活動をするべきだ。

地域差はあるだろうが、日々生活するだけで消費される金額であり、貯蓄や奨学金の返済は困難だろう。

病院に長く務める薬剤師の多くは裕福な家庭で育ち、学費は全て保護者が負担し、社会人になってからも実家に住み続けてずっと親のすねをかじっている人が多い。

そのため、お金のことなど気にしなくてもいいほど経済的に恵まれている人が多いので、奨学金を抱えて経済的に困窮している人とは価値観が全く合わずに苦労することが多い。

正当な労働の対価として残業代の申請をすると、管理職でもない奴等まで非難してくる場合があり、歪んだ正義感を振りかざしてくる連中には注意が必要だ。

 

コロナ禍でも病院で働き一定程度の収入が欲しい人の選択肢

このコロナ禍においても病院で働き、コロナ以前よりも収入をそれほど落とさずに働く方法がある。

それは、公的な病院で働くことと年俸制の病院で働くことの2つだ。

 

前者は公務員となり自治体病院で働くことや、準公務員やみなし公務員のような身分で公務員にある程度準じた給与体系で働くことである。

公務員の給与は民間の状況に応じて変動するが、ここで言う民間とは主に大企業であり、内部留保を貯め込んでいる大企業はそれほど給与を下げないため、公務員の給与はそれほど下がらないと考えられる。

国家公務員の薬剤師の初任給は前述の通り現在は210,500円であるが、6年制の1期生は200,800円であった。

毎年大きなベースアップが続いた結果、数年かけて1万円程度上昇したのである。

近年の動向として、若年層は手厚いベースアップが続いており、コロナ禍にあっても若年層のベースダウンの可能性は低いため、賞与が少し減る程度で済むだろう。

2020年の勧告では、賞与が僅か0.05ヶ月減に止まった。

わざわざ勧告の時期を遅らせたにも関わらず、民間が大きく給与が下がっている実態は反映されず、ほぼ横ばいという結果だ。

やはり公務員は優遇され、守られている。

病院でしっかり学ぶことができれば、ただ定型業務をこなすだけの他の業種とは違い基礎がしっかり身に付く。

個人的な考えだが、給与が安くても最初は病院に勤めた方が薬剤師としての基礎が盤石になり、その後の選択肢も多様になる。

コロナ禍においては、都市部の公立病院等に就職するのが最も良い選択肢となるだろう。

例えば、東京23区のような1級地においては地域手当が20%であり、2級地では16%、3級地では15%であるが、これは基本給が本俸の1.2倍、1.16倍、1.15倍…となることを意味する。

俸給表だけを見れば安いかもしれないが、地域手当が20%であれば、本俸が21万円だとしても基本給は1.2倍の25万2000円となる。

賞与も残業代も1.2倍となるため、東京等の都市部においては、実は調剤薬局よりも年収が高くなるのである。

地方公務員の場合、自治体によって俸給表や級、号の設定が異なるためよく調べて条件の良いところを探すといい。

事務員と同じ俸給表の自治体の場合、最初の頃は安いが、長く勤めて職位と級が上がると医療職2表よりもずっと年収が高くなるので、定年まで病院薬剤師を続けたいならばよく条例を確認し、そのような自治体病院を選べばよい。

部長級では年収が1000万円を超える自治体もあるので、狭き門ではあるが、チャレンジするといいだろう。

 

ただし、日赤やKKR等の公務員系の病院は注意が必要だ。

ある程度公務員の給与体系に準じているものの、俸給表や級、号の設定は公務員とは異なり、独自のものだ。

公務員が給与を上げる場合には、例えば公務員が4月まで遡及する場合であっても決定した月からのベースアップとしたり、賞与の支給割合が医業収益に応じて変動する場合、多くの病院は赤字であるため、賞与は公務員よりも少なくなってしまう。

このように、公務員よりも給与の面で不利になる場合があるので、注意が必要だ。

 

病院への就職を考える薬剤師及び薬学生へ

よく薬剤部門の長の悩みとして、「新卒が2人入ってきたのに数か月で2人とも辞めてしまった」等、人が入ってはすぐに辞めてしまうことを悩みとして抱えているが、この人達は退職理由が全く分かっていない上に改善しようという意思も無い。

兵隊が潰れたのならば補充すればよい。

代わりはいくらでもいるとでも思っているのだろう。

確かに、都市部の急性期病院では就職希望者が多いので代わりはいくらでもいるが。

それでも、長い目で見れば病院での経験は調剤薬局に転職しても役に立つだろう。

例えば、2020年の改定で特定薬剤管理指導加算2が新設されたが、今後は保険薬局においてもケモ患者のケアが求められ、レジメンや支持療法等について理解のある病院経験者は必要とされるだろう。

国は入院を減らして医療費を抑制したいと方針であるため、在宅医療のニーズがさらに高まっていくと考えられるが、TPNの混注だけではなく、内容まで吟味できて医師に提案できる薬剤師も必要とされる。

調剤薬局の転職市場のおいては、残念ながら病院での経験はほとんど評価されず、単に調剤薬局における経験年数でしか評価されないのが現状であるが、今後は能力やスキルが評価される時代がやってくるかもしれない(当分先だろうが)。

デメリットは多いが、一定程度のメリットもあるため、病院薬剤師の経験はあってもよいだろう。

実力を養っておけばどの業界においても働きやすくなり、実力が認められれば年収を上げて責任ある仕事を任せてもらえるようになるだろう。

病院薬剤師として働きたいと考えている方は、美化された一面だけではなく、不都合な真実も正しく理解した上で納得できる選択をしていただきたい。

 

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