今回は体育会系のデメリットについて解説します。
関連する記事として、体育会系が就職に有利な理由について解説している記事がありますのでご覧ください。
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体育会系の人にとっては上司、先輩は絶対的な存在であり、どれほど理不尽で間違っていることでも決して意見することなく忠実に命令に従います。
言い換えれば何も考えていないということです。
何も考えることなく、指示されたことしかできないということです。
そもそも、おかしな命令が下されるのは命令した者に問題があるからです。
なぜこのような無能な人間が出世しているでしょうか。
それは、年功序列の組織において、あらゆる理不尽に耐えて生き残った人間が空いたポストに収まっただけにすぎないからです。
何も考える頭の無い無能な人間が下す命令は合理性に欠けるものです。
つまり、体育会系の組織では優秀な人材が育つことはありません。
無能な上司は人を育てることはできませんし、意見が言えない環境ならば部下は何も考えません。
考える力のある優秀な人材はすぐにこのような組織からは離れていってしまいますから、無能な人間しか残りません。
やはり体育会系の組織からは何も生まれません。
体育会系の場合、自分より上の人間の存在は邪魔なものですが、下の人間がいると都合がいいものです。
今度は自分が絶対的な存在になります。
面倒な雑用を全て部下に押し付けて自分は楽をすることだって出来ます。
それでも部下は文句を言いませんから、部下は自分が楽をするために存在する都合のよい兵隊であるという勘違いをする上司もいます。
体育会系の組織で生き残った人は、自分があらゆる理不尽に耐えて出世したのだから、当然のように自分が上司にされたことと同じような理不尽を部下に強いるものです。
このような負の連鎖は断ち切られることなく、代々受け継がれていきます。
体育会系の人は自分の考えが絶対であるため、頭が固く、融通が利かないものです。
部下の意見は一切聞き入れず、間違っている考えを平気で押し付けるのです。
かつての教育現場では、運動して大量に汗をかいても水分補給が認めないというバカみたいな考えが罷り通っていました。
今では積極的な水分補給が勧められていますが、これは命を落とす可能性のある重大な問題です。
無能な部活の顧問や先輩のバカ丸出しの指示に従わざるを得ないために多くの被害者が出てしまいました。
体育会系の方は、下手したら命を落としていた可能性があったということを重く受け止めるべきです。
生きているのは単に運が良かっただけかもしれません。
何人もの死者を出してようやく考えを改めるに至ったのです。
死人が出なければ考えを改めることが出来ないというのは無能と言わざるを得ません。
命にかかわる重大なことさえ意見できなかったのですから、明らかに体育会系の考えは間違っているのです。
間違っていることは間違っていると指摘できなければ、このような悲劇は繰り返されてしまいます。
今は誰もが情報を発信できる時代です。
無能な指導者の暴挙については証拠を押さえてネット上に公開して断罪し、徹底的に追い詰めてやるという姿勢で臨むべきです。
自分の身は自分で守りましょう。
日大アメフト部のタックル問題はいい教訓になったのではないでしょうか。
独裁者の暴挙が世間に広く知られてしまうと、その独裁者は途端に力を失うものです。
「グラウンド100周走れ」と言われて「ハイ」と返事をして走ることが正しいと思いますか。
多くの方は疑問に思い、説明を求める人もいることでしょう。
しかし、体育会系の考えでは合理的な説明を求めてはいけません。
返事は「はい」意外ありません。
今年7月大津市の中学生が部活動でランニング80周するよう命じられ熱中症で倒れたという事例があります。
これが正しい教育なのでしょうか。
教育現場では間違った教育が散見され、目に余るものがあります。
この問題についてはこちらの記事で解説しています。
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教育現場の問題点はなぜ表面化してきたのか 教員の誤りを指摘する保護者はモンスターではない
話を戻しますが、体育会系の考えは自分の身を滅ぼすことになるということを覚えておきましょう。
明らかな法令違反であるにもかかわらず、実行するよう命令されてしまった場合、あなたはどうしますか。
捜査のメスが入ってしまえば、上司は関与を否定し、実行犯であるあなたに全ての責任を押し付けるかもしれません。
あなたは自分のキャリアを終わらせる選択を迫られるかもしれません。
自分の身は自分で守るしかありませんから、どのように行動すべきかよく考えましょう。
そしてそのような不正は組織を潰すことにもなります。
まさしく日大アメフト部のタックル問題です。
そもそも、上司、先輩はなぜ尊敬されるのでしょうか。
それは、経験に裏付けられた実力があるからではないでしょうか。
一般に、実力が無いくせにただ偉そうに命令しているだけの無能な人は軽蔑されるはずです。
ただ努力することに意味があると思いますか。
努力する姿勢し素晴らしいのですが、方向性を誤ってはいけません。
無駄に遅くまで残って仕事をするのは生産性が低く、間違った努力といえます。
根性云々ではなく、頭を使って効率良く仕事をし、生産性を高めて公私共に充実させるのが賢い考え方です。
部活においても無駄な努力はしない方が賢明です。
方向性を誤った努力は成長するどころか体を壊し、場合によっては命を落とす危険性があります。
正しいやり方を考え、実践していくことに意味があり、ただ指導者や先輩の命令通りに動くような軍隊式の教育では教育の体を成さないのです。