教育現場では教員の不祥事、不適切な指導等が相次ぎ、連日報道されています。
これは最近になって表面化してきているだけで、昔から存在していた問題です。
なぜ昔は問題にならなかったのに、現代では問題とされるのでしょうか。
その要因の一つに、保護者の学識の向上が挙げられるのではないでしょうか。
昔は地域に大学を卒業した人は学校の教員くらいしかいなかったものです。
そのため、学校の先生は学識があり偉いのだから、「先生の言う事はちゃんと聞きなさい」と子供に教えていた保護者も多かったのです。
しかし、今は大卒の保護者も多く学校でのあらゆる問題について考え、問題点があれば指摘するようになってきています。
子供の人権を守るため、社会全体として教育現場に厳しい視線が向けられていることも要因ですが、これらの要因があり教育現場のあらゆる問題点が表面化してきたのではないかと考えられます。
学校という閉鎖的な空間において、子供にとって先生は数少ない大人であり特別な存在です。
体も小さく知識も乏しい、経験もない、考える力もない子供にとって先生は絶対的な存在であり逆らえないものです。
教員の多くは学校という世界以外を知らない世間知らずな人種です。
そうではない素晴らしい先生方も多くいらっしゃいますが、そのような残念な教員が多い印象を受けます。
社会経験がほとんど無いまま先生になってしまえば、先生はあまり他の教員からの干渉を受けずにそのまま過ごしていくことになり、自分の至らない点に気付くことなく年を取っていきます。
結果的に誤った考えを子供に押し付け、不適切な指導を重ねてしまい、多くの子供がその被害を被ってしまいます。
このような被害を防ぐために、学識のある保護者の教育現場への介入が必要であり、教員に対して適切に指導し正しい教育が行われるよう監視する役割を担う保護者が求められます。
子供が何を言っても無駄であるため、保護者が対応しなければならないのです。
子供がしっかり保護者に報告できるようにするためにも、物事を批判的に吟味する姿勢を身に付けさせたいものです。
理不尽な要求をする保護者は明らかにモンスターですが、教育内容を監視し、適切に指導をする保護者はモンスターではありません。
教員側にとっては、自分の指導に対してクレームをつけるモンスターのように思われるかもしれませんが、教育の結果が子供の人生に大きく影響を与えるため極めて重大であるという認識を持っていただきたいものです。
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