部活には犯罪・非行を防ぐ目的も あおり運転等の程度の低い罪を犯す者の本質

部活は社蓄精神の刷り込みによって休まず忠実に働く兵隊を養成するのが目的であると関連記事で解説しました。

 

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部活の目的はそれだけではありません。

教員も部活のせいで休みがありませんが、子供も休みがありません。

双方にとってメリットがなさそうですが、休みを与えずに拘束する目的について考察します。

部活には犯罪の抑止という目的がある

部活の大きな目的は犯罪・非行を防ぐことです。

犯罪に手を染める子供には以下の傾向が見られます。

高度な犯罪ではなく、暴行等の程度の低い犯罪を行う子供に見られる傾向です。

あおり運転をするようなバカにも見られます。

 

・学力が低い

・運動が得意

・騒がしく、クラスの人気者

・感情の制御が難しく、キレやすい

 

公立の小学校・中学校に通われていた方ならばある程度納得していただけるでしょう。

学力の低い子供にとって授業や試験は苦痛でしかなく、大きなストレスになります。

高校受験・卒業の時期になると進学校に進む同級生との格差が露骨に視覚化されてしまい、将来性の低く失うものの無い存在になってしまいます。

高校によって偏差値が異なり明確にランク付けされてしまうため、厳しい現実に直面してしまいます。

失うものが無ければあらゆる犯罪に手を染めるようになってしまいます。

進学校に進んだ子供には将来性があり、失うものが大きいため犯罪の抑止力になるのですが、彼らにはそれがありません。

 

学力によるランク付けからは逃れることができませんが、運動が得意な彼らは部活動に逃げることができます。

進学校においても、その集団の中で落ちこぼれてしまった人の中で部活に逃げるケースは多々見られます。

部活は彼らにとって貴重な居場所なのです。

自尊心を持つことができ、自分に一定の価値を見出すことのできる場所であり、中には帰属意識を持つ人もいます。

部活以外に居場所の無い彼らにとって、部活が犯罪の抑止になるという側面があります。

部内の暴力沙汰だけではなく、学外での非行も発覚してしまえば部活動が停止に追い込まれてしまいますから、居場所を奪われたくないという心理が犯罪の抑止になります。

やはり、失うものがあるということは犯罪の抑止になるということです。

 

部活が犯罪の抑止になる理由は精神的な要因だけではなく物理的な要因もあります。

休日も拘束して休みをほとんど与えないことで時間を奪い、疲れさせることで非行に及ばないようにするのです。

教員も休日が取れずに負担ですが、生徒が学外でトラブルを起こすとその対応を余儀なくされるため、休日を部活で潰した方がまだマシであると考える教員もいるようです。

生物学的にオトナになったバカの末路

高等学校とは名ばかりの教育機関を卒業した彼らは、当然のことながら頭を使わない単純な労働しかできません。

肉体を酷使する労働を低賃金で行い、搾取される毎日を過ごすことになります。

低学歴で安月給。

つまらない単純作業の毎日。

失うものはありません。

過酷な労働に従事していてもお金は増えませんし、ストレスは溜まる一方でしょう。

他人の邪魔をしたり、怒りをぶつけたりして怯えさせ、一時的に優越感に浸りたいのでしょう。

最近のバイトテロ問題もそうですが、労働者に関しても安かろう悪かろうなのです。

 

色々と酷いことを書いているので、批判もあるでしょうけど、よく考えてください。

運転中にあおられて車を止めざるを得ない状況に追い込まれたら、バカが襲い掛かってきて殺されそうになるのです。

バカ一匹のせいで、自分の人生が台無しにされるリスクを誰もが抱えているのです。

車の運転中だけではありません。

街を歩いていても、駅のホームでも、どこにでもバカはいます。

一度でもこのようなバカに絡まれた経験があれば、この記事に否定的になることはないでしょう。

バカは突然現れて感情的になり、理性を失ってあなたの命を奪う恐れがありますから、リスク管理が重要です。

ドライブレコーダーは確実な証拠になります。

車を運転される方は設置を検討しましょう。

 

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最低賃金が上昇してもバイトの質は変わらない

近年、最低賃金は急激な上昇を続け、東京都の最低賃金は2018年10月に985円、神奈川県は983円になりました。

今年2019年にはどちらも1,000円を超えそうな勢いです。

最低賃金が上昇するということは人件費が増大するわけですが、その分バイトの質が上がるわけではありません。

結局は安かろう悪かろうであり、そこまで高い金を払う価値のない人に高い金を払わなければならないのが現状で、そこに追い討ちをかけるように物価の上昇(原材料費の高騰)があり、原材料費と人件費が高騰するからまた物価が上がるという悪循環です。

国民全体の給与のベースが上がらない中での物価の上昇ですから、消費が落ち込む好ましくないインフレです。

最低賃金の上昇は最低賃金程度で働く人にはメリットがありますが、それ以外の人にとっては負担が増すだけです。

バイトテロ、バカッター事件多発 昔からバカはどこにでも存在する

最近はバイトテロやバカッターが話題になっています。

コンビニやファミレスのバイトがSNSにバカ丸出しの動画をアップし、それが瞬く間に拡散され、会社がバイトに潰されそうになる事態にまで発展しています。

昔からバカはどこにでも存在していたのですが、昔は仲間内で盛り上がっていただけのものが現在はSNSによって共有され、それが思わぬ形で拡散されて社会全体に知られてしまい、炎上しているだけです。

バカの楽しさを共有する手段の変化によって、社会全体に知られるようになっただけです。

現在は情報の共有方法が変化 今後は仕事が変わる

時代とともに情報の共有方法が大きく変化しました。

しかし、最も変わるべきものが何も変わっていません。

現在は人が行っている単純作業の機械化はそれほど進んでおらず、人件費の増大は経営を圧迫します。

コンビニでも無人レジは実験段階ですが、これからキャッシュレス比率が大きくなることもあり今後は無人レジが当たり前になってくるでしょう。

人件費の抑制だけではなく、バカッターのリスク回避にもなり、人手不足の問題もクリアできるため、経営者側にとって非常にメリットが大きいと考えられます。

消費者にとっても、人件費が抑えられた分だけ商品の価格が下がるのでメリットは大きいでしょう。

AIに仕事を奪われるという考えの愚かさ

AIに仕事を奪われると懸念する人もいます。

誰でもできる単純作業しかできない人は確かに仕事を奪われるでしょう。

このような人は、つまらない単純作業を延々と死ぬまで続ける気なのでしょうか。

これからの時代は、資産が形成できなければ死ぬまで働く時代です。

つまらない仕事を辛いと嘆きながら何十年も続けることができる人はある意味天才です。

これからの時代は、頭を使えない人間は淘汰されていきます。

AIの発達によって、つまらない労働から解放されることのメリットを享受し、クリエイティブな仕事ができる時間が増えることに喜びを感じられないような人はずっと底辺です。

底辺で、最低賃金で搾取され、格差は現代よりもずっと拡大するのだから、考え方を変えなければなりません。

人手不足、人件費高騰、バカバイトによるテロのリスクを考えれば、機械化にシフトする流れは当然でしょう。

 

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参考書籍

『10年後の仕事図鑑』堀江貴文、落合陽一 共著

楽天市場で購入     アマゾンで購入

仕事の意味を考える若者を否定する老害はすぐに追い出すべきである

職場に蔓延る体育会系バカの老害が若者を潰す

今の若者は昔と違って、この仕事をする目的は何か、意味はあるのかなどとよく考え、仕事を振られた際に「この仕事をやる意味はあるんですか?」「なぜですか?」と質問する。

昔の世代は何も考えずに、ただ言われた仕事をしているだけであったのとは対照的だ。

「自分が若いときには疑問を持たずに黙って言われたとおりに仕事をしたものだ。」と上の世代は不満を漏らすが、これは自分が思考停止に陥っているバカであると宣言しているようなものである。

年功序列、終身雇用に守られていた世代は、何も考えなくてもいい暮らしができ、会社も国も守ってくれた。

しかし、思考停止に陥った老害は、何も生まない、会社を蝕む寄生虫であると認識され始めた現代においては、彼らを早期退職制度によって追い出そうという動きがある。

 

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今の若者が置かれている状況は昔とは大きく異なる。

会社よりも人の寿命の方が長いこの時代に、終身雇用という概念は存在しない。

年功序列で給与が上がり、ポストが与えられる時代でもなくなる。

つまり、若者にはスキルアップに繋がらない雑用などの無駄な仕事をしている余裕はない。

何も身に付かなければ、自己責任という言葉で切り捨てられてしまう。

使い捨ての奴隷になりたくなければ、能力を高め、組織に依存しなくても生きていけるようにしなければならない。

そのため、「その仕事に意味があるのか?」と考えるのは当然であり、そのスタンスを否定する老害は邪魔でしかない。

体育会系の思考停止に陥ったバカな老害によるムダな根性論に付き合ってはいけない。

その老害はあなたの人生に責任を持たないのだから。

大企業に入ったところで、仕事の大部分は無駄の連続であり、社畜化教育によって他では使い物にならない労働者に成り下がってしまうリスクもある。

大企業でも、社会情勢や時代の変化に振り回され、安泰とは限らない。

何か1つでもスキャンダルが世に出てしまうと、潰れてしまうリスクもある。

何十年もいれば、1度や2度はスキャンダルが出るものだろう。

誰でも情報発信ができるこの時代に、不正を揉み消すことは極めて難しい。

偉くなれば、責任を取らされてクビを切られるリスクもある。

組織に依存するのは大きなリスクだ。

 

参考までに、大企業に入ると待ち受けるムダについて紹介した記事のリンクを貼りました。

この方のブログは、他にも若者がこれからの時代を生きていく上で役立つ情報が多数掲載されています。

就活で悩んでいる方はかなり参考になると思います。

 

参考記事(外部)

大企業を1年で辞めた僕が感じた大企業のムダな仕事6選

 

これからの時代は、社蓄精神なんて必要ない。

会社のことよりも自分のことを考えて生きなければ、共倒れになってしまう。

洗脳された「社畜」という使い捨ての奴隷になってはいけない。

 

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今の若者や子供の方が、洗脳されたバカな大人よりも物事の分別がつく

思考するという人としての機能を喪失したバカな大人が次世代を潰す

2019年2月4日放送 日本テレビ「月曜から夜ふかし」の内容は一部衝撃的だった。

「全国のお正月イベントを調査した件」というVTR企画で各地のイベントを紹介していたのだが、山形県のイベントは理解に苦しむものだった。

地域の子供が真冬の屋外で凍る寸前まで冷やされた水をかけられるという拷問のようなイベントである。

400年以上続く伝統ある行事として紹介されたが、近年は子供がこの行事に参加したがらないという問題があるのだという。

子供たちも理解に苦しむ行事であるが、大人の言い分としては、子供は水をかぶるものであり、伝統を残したいのだという。

大人たちは、最近の子供は変わっているとか、子供の質がどうとか文句を言い、自分達の時は祭りに参加し、水をかけられるのが当たり前だったと漏らし、不満そうである。

思考停止の状態に陥り、何も考えずに意味のわからない伝統を引き継ぎ、若い世代に強要する年寄り。

社畜精神の基礎となる洗脳教育は本当に恐ろしいもので、考える力が育たないばかりでなく、次世代にも押し付け強要する悪循環。

水をかけられることに意味を見出せずに参加を渋る子供の方がずっと考える力があり、賢い。

何も疑問を持たずにバカげた伝統を受け継いできた大人たちもある意味で天才であるが。

このようなバカが存在し続ける限り、ブラック企業は無くならない。

 

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北海道のイベントも残酷だ。

3日間にわたって1時間おきに冷水を浴びるという拷問である。

イベントに参加する若者の目的は、精神的に強くなる為とか、やはり根性論である。

1時間おきに冷水を浴びるという拷問を受け続けると、当然体調を崩すものもいる。

しかし、年寄りはリタイアすることを許さない。

「やると決めたならやるしかない。」

「自分に負けるな。」

と言い、中身のない根性論で拷問を受け続けるよう強要する。

根性論で洗脳されたバカは恐ろしい。

まさしく「我慢を美徳とするバカ」である。

根性や気合は何も生まない。

ブラック企業における過労死に代表されるように、「死」のリスクしかない。

ここでの「死」とは、生物としての死だけではなく、学習し、思考するという人としての機能の喪失も意味する。

 

バカな大人たちに洗脳されてはいけない。

これからの時代は、常に思考し続けなければマトモな暮らしはできないのだから。

 

関連書籍

『バカとつき合うな』 堀江貴文、西野亮廣 共著

楽天市場で購入     アマゾンで購入

 

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医学部不正入試問題 組織、そこに群がる奴等もカネに汚いから生じた問題

2018年、東京医科大学の裏口入学問題から芋づる式に明らかになった男女差別や多浪差別問題。

国公立、私立問わず他大学でも同様の問題や地域による差別が明らかになりました。

裏口入学が生じた根本的な要因 ~カネ、地位、安定性~

発端となったのは文部科学省の元局長がバカ息子を裏口入学させた問題です。

現在の医学部人気は昔とは比べ物にならないほど過熱していて、学費の高い私大でも難易度は大幅に上がっています。

なぜここまで医学部は人気なのでしょうか。

 

先を見通せない不安定な現代社会を生きる過保護な親達は、今後安定して稼げる仕事はせいぜい医師くらいしか存在しないと考え、子供を医学部に入れようとするのです。

弁護士もダメ、銀行員もダメ、大企業に入っても定年まで残れないかも・・・。

これまで安泰で稼げると言われた職業が軒並み不安定な職業になってしまった現代では、学部入試の最高峰である医学部入試を突破し、医師になることが幸せであると考えられるようになってきました。

このような今の時代の社会情勢が医学部人気に大きく反映されており、カネや安定性が目的であることは明らかです。

純粋に人を救いたいと考える人が増えたわけではありません。

人を救いたいという思いの強い、医師としての適正のある人を医者にするためには、医者が儲からない仕事にならなければなりません。

しかし、お偉いさん達はカネや地位、権力に塗れた汚いおじさん達です。

実現する可能性は極めて低いでしょう。

 

製薬会社はよく勉強会を企画してくれるのですが、その勉強会の参加者には弁当が提供されます。

病院内で実施される勉強会であれば、遅れてやって来て弁当をさっと食べてすぐ出て行く医者や、終わってから現れて、残った弁当を掻っ攫っていく医者もいます。

飛行機のビジネスクラスの客があらゆるサービスを要求する(ファーストクラスの客はサービスをあまり要求せずにほとんど寝ている)のと同じで、医者のような中金持ちが最もカネに汚い層です。

 

大学病院に残っていては稼げませんが、白い巨塔が崩壊した現在では大学の医局の力は弱まり、医師向けの転職サイトも充実しています。

大学に残って偉くなることや、権威を追い求めなければ高収入が期待できる職業であり、国家資格であるため安定性が高い。

社会的地位も高く、医師は別格です。

病院内においても医師以外の職種にとっては絶対的な存在であり、薬剤師が看護師や事務員(特に総務などの人事権を持ち、力が強い部署)からゴミのように扱われるのとは大違いです。

自分は特別な存在であると勘違いし、プライドが高く、クレーマー体質な人が多いのはこのような問題も要因としてあるのでしょう。

中には誰に対しても腰が低く、誠実で人徳のある方もいらっしゃいますが、大部分の医者の人間性は問題があり、個人的には「こんな奴に診てもらいたくない」と思ってしまいます。

医学部に入れる学力がありカネが欲しいから医学部に入り、医者になった人達ですから、仕方がないのかもしれません。

 

学歴至上主義の考えが未だ根強い現代において、カネ、地位、安定性が保証された昔ながらの職業は医師の他にはないのでしょう。

男女、多浪、地域差別が生じた要因 ~医者も所詮は社畜~

多くの医学部で行われていた男女、多浪差別問題。

一部地域による差別もありましたが、なぜこのような問題が生じたのでしょうか。

昔からこのような差別は存在するというのが医学部入試の常識でしたが、裏口入学問題が明るみにならなければ、この問題も明らかになることはなかったでしょう。

 

大学の上層部から見れば、若い医者は所詮兵隊の一匹に過ぎず、低賃金で膨大な仕事をこなしてもらいたいという考えがあります。

医者も社畜のようなものです。

教授陣は搾取することしか考えていません。

女性は結婚、出産に伴い兵隊として搾取され続けることが難しいとか、体力面で男性に劣るためにブラックな長時間労働に耐えられないという考えが男女差別を生じさせたのでしょう。

 

多浪差別については、若い方が兵隊として優秀であるという問題もありますが、ストレートで医学部を卒業し、国家試験まで合格する可能性が現役や1浪に比べれば低いという問題があり、避けられていました。

地域による差別は、医師の偏在化という問題があり、地方ではとにかく医師が足りません。

 

首都圏や関西圏の成績優秀な学生が、受かりやすい地方の国立大に進学するケースは多いのですが、医師免許を取得したら都会でカネを使って楽しく快適に暮らしたいという欲求のままに、結局その地域には残りません。

不便で娯楽のない地方よりも都市部の方が魅力的に感じるのは当然なのですが、自分が医師として一人前になるために何千万円も税金が使われたのだから、社会のために貢献しようという意思が皆無で、自己中心的で傲慢な医師が多い現状は大変残念です。

地元出身者を優遇するのは、その地域に残ってくれる可能性が高いからということでしょう。

医師の偏在化は非常に大きな問題で、一定期間その地域に残ることを条件として入学を認めるなど、解決するための工夫がなされています。

 

医師個人の幸せのために多額の税金が投入されるというのもおかしな話です。

医師を1人育てるためには数千万円~1億円程度のコストが掛かるようですが、そのほとんどは税金が投入されています。

税金は社会に還元されるものでなければなりません。

医者になるために掛かったコストを全額自分で負担するのならば話は別ですが。

医師も人であり権利は当然ありますが、多額の税金が使われている以上、社会的責任や社会に貢献する義務を負っています。

医学部入試の差別問題は権利の主張ばかり目立ちますが、社会的責任についても考えなければなりません。

根本的な問題が解決される日は来るのでしょうか。

今の若者は昔と比べて賢くなっている 社会情勢、情報へのアクセスの変化がもたらす価値観の変化

ゆとり世代=バカではない おじさん達よりも考える力がついている

「今の若者が昔の若者と比べて賢くなっている」というのは、学校での試験の成績の話ではなく、生き方の問題です。

ゆとり世代である今の若者は、教科書が薄く学校での授業も少なかったため、社会に出てから役に立たない、どうでもいい知識の詰め込みは少なく済んでいます。

無駄な知識の詰め込みに充てていた時間を、自分が好きなことに充てられたので、ゆとり教育は本当に良かったと思っています。

学校で過ごす時間が短くなるのは無駄が少なくなるため、その点も非常にメリットがありました。

洗脳教育の影響が大きく、学歴至上主義で成績が全て、勉強量が重要であると刷り込まれている人はそうは思わないのでしょうけど。

学歴や成績は考える力ではなく、知識量、より本質的にはストレス耐性の指標です。

学歴至上主義は、多くの国民がいい大学を卒業し、いい会社に入ることが幸せであると刷り込まれているからこそ成立するものです。

しかし、今の若者はいい大学に入り、いい会社に入ったところで幸せになれるとは限らないことに気付き始めたのです。

有名な大企業に入っても、3年以内に転職する人は多いようです。

昔の人とは大きく価値観が変化し、仕事よりもプライベートを優先する傾向にあり、サービス残業のように搾取されることを嫌います。

出世欲は弱く、そこそこの幸せを望みます。

このような価値観の変化は、上の世代の悲惨な末路を見て形成されたのかもしれません。

毎日残業し、家にいる時間はほとんど寝ているだけ。

翌朝には家畜運搬車(電車)に詰め込まれて会社まで輸送され、また残業。

働き過ぎて死人が出る有様。

こんな人達を見て、「こうはなりたくない」と思うようになったのでしょう。

年功序列、終身雇用に守られていた上の世代は、搾取されてもある程度の見返りが期待できたのですが、今の若者は搾取されるだけで見返りはありません。

国も会社も守ってくれません。

そんな時代だからこそ、会社ではなく自分の人生、自分の時間を優先し、搾取されることを嫌うのは当然の価値観の変化です。

 

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常識という古い価値観の若者への押し付けは若者の将来を潰す行為である

 

今の若者は考える力がついていて賢くなっているというのは、詰め込み教育による知識量の問題ではなく、昔の人の教え、古い価値観に違和感を覚え、自ら思考し最適解を導き出しているということです。

昔の人のように、上の世代から教わった事を信じて実践したところで幸せになれないのではないかと考え、どのように生きるべきかを考えているという点が大きく異なります。

今の若者は、昔の人のように思考停止に陥っていないことを示しているのではないでしょうか。

情報へのアクセスは容易になり、必要な情報を簡単に手に入れ、発信までできる時代になりました。

疑問を持ち、その疑問を解決するために必要な情報を入手し、思考する。

これができる若者が増えているため、昔と比べて賢くなっているという印象を持ちます。

 

これからの時代は、単なる知識の多寡が問われるのではなく、考える力が問われる時代になります。

人間の記憶力はコンピューターには到底敵いませんし、あらゆる単純な作業はAIに代替される時代です。

今の若者に考える力がついているというのは良い傾向ではないでしょうか。

 

関連書籍

『10年後の仕事図鑑』堀江貴文、落合陽一 共著
楽天市場で購入     アマゾンで購入